HTML5へのステップアップに。
本書は、HTML4系の知識に徐々にHTML5のエッセンスを取り入れていきたいと考えている方の、「はじめの一歩」になれるように書きました。
セマンティクスやコンテントモデルなど、HTML5で新たに導入された概念に始まり、Googleなどの検索サイトが導入を進めるマイクロデータ、スマートフォンなどのデバイスに対応するのに不可欠で、表現力も大幅に向上したCSS3、Webアプリケーション開発にも使えるJavaScriptを使って、これからのWebサイト/Webコンテンツを作成するための基礎知識を紹介します。
50点以上のサンプルを収録。楽しく読みながら、これからのHTML/CSS/JavaScriptを習得できます。
目次
1章 HTML5へようこそ
HTML5が誕生した経緯とカバーする技術領域、そして新しく追加される機能の概要を紹介します。
2章 HTML5に移行しよう
HTML4と似ているところもあれば違うところもあるHTML5。移行するための基礎知識を紹介します。
3章 基本のページレイアウトでHTML5に慣れよう
HTML5で典型的なレイアウトのWebページを作成します。今すぐ使える実践的なマークアップを身につけましょう。
4章 メタデータ
メタデータ要素、マイクロデータの扱いを中心に取り上げます。表示機器別に読み込みCSSを切り替える方法も紹介します。
5章 ボックスの整形とレイアウト
レイアウト全般に使えるボックスの整形をするためのCSSプロパティと、新しいセレクタを紹介します。
6章 グラフィックとインタラクション
HTML5でサポートされたSVG、canvasや、CSS3の機能を使った新たなグラフィック表現と、ユーザー操作に反応するボタンなどのコンテンツ作りを学習します。
7章 高度化するテキスト表現
HTML5で新たに追加されたフレージング要素や、CSSの新たな機能を解説しながら、多彩なテキスト表現テクニックを紹介します。
8章 オーディオ/ビデオを再生しよう
オーディオ/ビデオの再生を取り上げます。ファイルの準備や、独自コントローラの作成にも挑戦します。Webブラウザによる違いに注意しましょう。
9章 強化されたフォーム機能をマスターしよう
HTML5で「Forms2.0」と呼ばれる程注目されているフォーム機能。CSSやJavaScriptも使い、一歩進んだフォームの作成を紹介します。
10章 Webアプリケーションに挑戦しよう
HTML5を象徴する多数のAPIの中から、実用度の高い2つのAPI、Webストレージとオフラインブラウジングを紹介します。
11章 HTML要素/属性/CSSセレクタ一覧
HTML5では多数の要素や属性が追加され、とても覚えきれません。HTMLタグと属性、CSSセレクタの一覧表を掲載しました。
本書で取り上げている内容
HTML
- HTML5タグ全般
- HTML5時代のマークアップを理解するための、基本レイアウトの作成例
- コンテントモデル/カテゴリの説明、アウトラインの説明
- HTML5で追加された属性とその使い方
- スマートフォンなどに向けた各種メタデータの取扱い
- マイクロデータ
- SVG
- MathML(おまけ)
- メディア要素
- フォーム関連
CSSモジュール
- Selectors Level3
- Media Queries
- Generated content, automatic numbering, and lists (CSS 2.1)
- CSS Backgrounds and Borders Level 3
- CSS Image Values and Replaced Content Level 3
- CSS Multi-column Layout
- CSS Transforms
- CSS Transitions
- CSS Animations
- CSS Flexible Box Layout(旧版)
- CSS Fonts Level 3
- CSS Basic User Inerface Level 3
- CSS Marquee(おまけ)
- CSS Writing Modes Level 3(おまけ)
- Selectors Level 4(おまけ)
JavaScript API
- DOM API
- Canvas API
- Animation API
- QuerySelectors API
- Constraint Validation API
- Storage API
- Application Cache API