Automator: フォルダをターミナルとSublime Textで同時に開く
- 2017-05-08
- applescript / automator / mac / sublime text
最近のWeb開発では、ローカルのWebサーバーを起動したり、NodeJS/npmを使ってJavaScriptやCSSをコンパイルしたりと、ちょっと複雑になってきました。
Webサーバーの起動やnpmでなにかするにはターミナルが起動している必要があるし、HTMLやCSSやJavaScriptを編集するには当然のことながらテキストエディタでファイルを開かなくてはならないし、作業に取りかかる前の“儀式的な”準備が面倒。なので、Macに標準でついてくる自動化アプリAutomatorを使って…
プロジェクトのフォルダをctrl+クリック(右クリック)してメニューを選ぶと、そのフォルダをワーキングディレクトリにした状態でターミナルを起動し、またそのフォルダをSublime Textで開く
という、自動処理プログラム(サービス)を作ってみました。この、フォルダまたはファイルを右クリックして実行できる自動化処理のことを、macOSでは「サービス」といいます。
1. Automatorを起動したら「書類の種類を選択してください」から[サービス]→[選択]をクリック
2. 「“サービス”は、次の選択項目を受け取る」の右側のメニューから[フォルダ]を選ぶ
3. 左側のアクションリストから「シェルスクリプトを実行」を探して、右の「ワークフローを作成するにはここにアクションまたはファイルをドラッグしてください。」のところにドラッグ。アクションリストは、検索フィールドに“シェル”などと入力すると簡単に探せます。
この「シェルスクリプトを実行」アクションは、フォルダのパスをターミナルに渡すために必要です。
4. 次に、アクションリストから「AppleScriptを実行」を探してドラッグ。以下のようなプログラムを入力
作成はこれで終了。あとは作ったファイルを保存します。「サービス」ワークフロー* は保存される場所が決まっているので、ファイル名を聞かれるだけです。このファイル名には、右クリックしたときに出てくるメニュー名にしておけばOKです。
* Automatorで作成したプログラムは「ワークフロー」と呼ばれています。
サービスワークフローは、使えるように有効化しておく必要があります。サービスを有効化するには、[アップル]メニュー→[システム環境設定]→[キーボード]→[ショートカット]の順に選んで、[サービス]の中からいま保存したワークフローにチェックをつけます。