HTML5.0のコンテントモデル
- 2013-05-27
- スラスラわかるHTML&CSSのきほん
- html
HTML5.0では、あるタグの要素の内容に含めることができるものを「コンテントモデル」というルールで厳密に定義しています。
『スラスラわかるHTML&CSSのきほん』p.55
たとえば、<p>タグの要素の内容に段落を構成する要素を使用してはならないことも、コンテントモデルという枠組みで決められています。コンテントモデルという考え方はHTML5.0で初めて定義された概念で、それまでのHTML仕様にはありませんでした。
その仕様はW3Cのサイトで公開されています。ただし英語。しかも、全体にこの仕様書は、英語が読めたとしても容易には理解できない文書だと私は思います。コンテントモデルはそれに輪をかけてさらにわかりづらい!でも非常によく考えられていて、HTML4.x/XHTML1.0の仕様のあいまいさ、定義上の矛盾などを見事に解決しています。こわいもの見たさでのぞいてみたい方はどうぞ。
http://www.w3.org/TR/html5/dom.html#content-models
手前味噌で恐縮ですが、コンテントモデルは拙著「Web制作のためのHTML5入門」で詳しく取り上げました。よろしければこちらも参考にしてみてください。