BOOK Studio947
狩野祐東・狩野さやか著書

dateコマンド

dateコマンドの使い方。macOS、Linux向け。
コマンドラインにdateコマンドというものがある。わたしはファイル名をつけるときなどによく使う。
とくにオプションを指定しないで使うと現在の日付、時刻、時間帯がターミナルに表示される。

$ date
2020年 6月 8日 月曜日 11時10分03秒 JST

dateコマンドのうしろに"+..."という文字列を続けると、出力するフォーマットを指定することができる。書式は次のとおり。ダブルクォートで囲んで最初の文字を+にする。

date "+出力するフォーマット"

「出力するフォーマット」のところで使える代表的な書式は以下。

文字列 説明 出力例
%Y 4ケタ年 2020
%y 下ケタ年 00~99 09(2009などのとき)
%-y 下ケタ年 0~99 9(2009などのとき)
%m 月 01~12 06
%-m 月 1~12 6
%d 日 01~31 08
%-d 日 1~31 8
%H 時(24時間)00~23 8
%-H 時(24時間)0~23 8
%I 時(12時間)01~12 09
%-I 時(12時間)1~12 9
%M 分 00~59 08
%-M 分 0~59 8
%S 秒 00~59 03
%-S 秒 0~59 3
%-S UNIX時間(1970年1月1日からの秒数) 1591584684

使用例

たとえば上のように、いまが2020年6月8日11時10分03秒のときに、「yyyymmdd」、つまり「4桁年2桁月2桁日」と出力したいなら…

$ date "+%Y%m%d"
20200608

「yyyymmdd-HHMM」なら…

$ date "+%Y%m%d-%H%M"
20200608-1110

秒も入れたい?

$ date "+%Y%m%d-%H%M%S"
20200608-111003

狩野 祐東

Web/アプリケーションUIデザイナー、エンジニア。執筆家。 アメリカ・サンフランシスコに留学、UIデザイン理論を学ぶ。Webサイトやアプリケーションのデザイン・開発、関連技術書籍の執筆を数多く手がける。株式会社Studio947代表。