BOOK Studio947
狩野祐東・狩野さやか著書

macOSには ‘setfile’ などというコマンドがあることをはじめて知った

macOSには ‘setfile‘ などというコマンドがあることをはじめて知った。これを使えばターミナルからファイルやフォルダの属性──作成日、変更日、作成者など──を変更できる。

たとえばファイルの変更日を2021年3月1日に変えるにはこうする。

$ setfile -m 03/01/2021 <filename.ext>

ファイルの作成日を変えたいときは-mオプションを-dオプションに変更。

$ setfile -d 03/01/2021 <filename.ext>

-mdにはできないみたいなので、変更日と作成日は個別に変更しないといけない。

日付の設定書式にちょっと注意する必要あり。

日付だけでなく、時間も設定できる。時間を設定するときは "03/01/2021 16:00"のように、日付と時間のあいだを半角スペースで区切り、全体をクォーテーションで囲む。

また、日付の書式は米国表記しかダメみたいなので、「月/日/年」の順(mm/dd/yyyy)にしないといけない。ちなみに年号は2ケタにしたら20xx年になる。

ヘルプを見てみたら*日付の部分を.にしたら現在日時で設定されると書いてあって…

$ setfile -m . filename.jpg

みたいなコマンドを打って試してみたんだけど、エラーになって変更できないみたい。

なんとなく動作が中途半端な気もするし、メンテナンスされているのかどうかもわからないし、ファイル変更日を操作するならtouchコマンドを使うのが一般的だろうとは思うけど、よろしければどうぞ。

ちょっと古いと思われるが、manページのコピーは以下のURLで参照できる。

https://ss64.com/osx/setfile.html

 

*) setfile --helpと入力すると「–helpなんてオプションはない」と怒られるけど、一応の使い方が出てくる

狩野 祐東

Web/アプリケーションUIデザイナー、エンジニア。執筆家。 アメリカ・サンフランシスコに留学、UIデザイン理論を学ぶ。Webサイトやアプリケーションのデザイン・開発、関連技術書籍の執筆を数多く手がける。株式会社Studio947代表。