BOOK Studio947
狩野祐東・狩野さやか著書

ごめんなさい!うすうすわかってました!正直に白状します

本日、ある友人に相談しました。
「もうこの特集サイトに書くことがないんだけど、どうしよう」


 その人はそんな話が出てくるのを待ちかまえていたかのように、
「このサイト、カタい。初心者向け本のサポートサイトのはずなのに内容は難しいし、読む気にならない」
なるほど。難しい? たしかにむずかしいよねえ。面白くない? たしかにおもしろくないよねえ。

 正直に白状します。
 わたくし、初心者に必要なことはすべて盛り込むつもりで『スラスラわかるHTML&CSSのきほん』を書いたものだから、ほんとのこというと特集サイトはネタをほぼ使い切った状態からはじめています。特集サイトの記事は、毎回更新のたびに書くことを探して四苦八苦でした。

 この特集サイトの当初の目的は、『スラスラわかる〜』を手に取ってくださった読者の方々に、本を飛び出してなにか「楽しめるもの」や、「役に立つ情報」を提供するつもりでいました。でも、役に立つ情報を出せているかといえばそうでもない気がする。楽しめるものになっているか、書いている自分が楽しめていないということは、当然読者も楽しめないだろうし、なんかやっていることが違うんじゃないかと疑問に感じていたところです。

 と、いうわけで、本もまだ刊行されてから2ヶ月経っていないことだし、思い切って方向転換して、この特集サイトはちょっと「本題とは関係のないこと」を書いてみるコーナーにしたいと思います。その第1弾は、えーと、なににしようかな、じゃあまずは自己紹介からはじめたいと思います。公式的なプロフィールは本サイトの著者略歴に書いてあるとおりなので、もう少し詳しくというか、近況報告に近いものにしてみましょうか。

 わたくし、狩野祐東(かのうすけはる)と申します。100人に聞いたら100人が読めない名前ですが本名です。ですが、と書きましたがペンネームだったら通常はもう少しわかりやすいのを付けますね。

 本職……といってもものすごく専門的になにかを扱っているわけではありませんが、スマートフォンアプリやWebサイトのユーザーインターフェースデザインをしたり、それを動かすためのプログラミングをしたりします。もっとも多いのはJavaScriptなどのプログラミング言語を書くことで、プログラマー/エンジニアのたぐい、ということになるでしょう。HTMLやCSSを書くこともあります。もともとはAdobe Flashのエンジニアで、いまはもうそんなに多くありませんが、少し前はActionScriptという言語を書いていました。

 一般的に、WebデザイナーはJavaScript(に限らずプログラミング言語全般)を書くのが苦手、サーバー側のプログラマーはデザインをするのが苦手。わたしはその両方をできる、中間的な役割をすることが多いです。たとえばですね、サーバー側のデータベースから情報を取り出して、それをもとにグラフを描いたり、アニメーションを動かしたり、そういうことをするためのプログラムを書きます。プログラム的にただ正しく動くだけではなくて、見た目やアニメーション的な動きなどの演出も重要になるので、プログラミングとデザインと、両方わかる人間として大活躍……とまではいかないので細々とやっております。ちなみに得意技はプログラミングではなくてアイコン描きだと自分では思っています。

 そういう経験が多少は役に立つのか、本を書くこともあれば、最新技術についての相談をされたり、ときどきどこかに教えに行ったり、話をしたりすることもあります。が、内緒の話をここで公言すると、わたくし話すのが、嫌いなわけではありませんがへたくそで、とくに「あなたなにができるの?」などと聞かれると支離滅裂な回答しかできず、だいたい話し合いやら打ち合わせやらが終わってからあああれ話せばよかった、なんて思って後悔すること多数。というよりほぼ毎回ですね。最後にしてからもうだいぶ経ちますが就活でもそんな調子、誰も雇ってくれないのでもういいや、というわけで現在はフリーランスで大活躍……とまではやっぱりいかず結果的に細々とやっております。

 と、まあそんな人間が書いた(自己評価では、話すよりは文章書くほうが多少マシ)のが『スラスラわかるHTML&CSSのきほん』です。購入をご検討の方、不安になりました? わたしにその不安を払拭する能力はありませんのでそれはまあ、しょうがないので説得は試みません。

 でも最後にひとこと。作者の心構えだけリニューアルして、この特集サイトはしばらく続けたいと思います。
 あらためまして、どうぞよろしくお願いします。